VA/VE事例
袋穴メネジ部のメッキ液循環穴追加提案による錆抑制
BEFORE
端面にメネジ加工を行う鉄系の材料で、メッキ工程がある製品の事例です。液に浸す際に、袋穴状のメネジ内部が空気溜まりになることでメッキ液が循環せず、内部は薄膜が付いている状態でした。このような場合、メッキ加工が不十分なため時間の経過とともにメネジの奥から錆が発生してきます。
AFTER
袋穴メネジの下穴に対して90°の方向からドリルを貫通させることで、メネジ部に空気溜まりができずメッキ液も循環するため、ネジ内部のメッキはもちろん、時間経過による錆の発生が抑制されます。
POINT
見積りの際にメッキ工程のあるネジ部品について、内部にはメッキ液が廻らないため、メネジと90°の関係でメッキ液の循環穴を追加することをお客様に提案。穴を開けても影響がない製品だったことで採用され、時間経過によるメネジ内部の錆問題は解決されました。