VA/VE事例

NC旋盤加工でのバランスカットによる加工時間短縮

BEFORE

こちらは、材質:SUM23、素材径:φ30、突起部から根元までの距離:102mm、首下:φ23、という製品でした。突起はSRφ4.5となっており、櫛刃でテーパー加工をする場合突き出しが長くなるため、切込量の回数が増えるほど加工時間も掛かってしまうという状況でした。

AFTER

NC複合自動盤の櫛刃とタレットを同期させることでバランスカットを行い、粗・仕上げを同時加工しました。一度の切込量も大きくできたことにより加工時間が通常切削の半分以下となりました。ステンレスも同等に、嵌め合い公差が無ければ適用できます。

POINT

NC自動盤に於いて一回の切込で肩肉10ミリ削ることは不可能に近いです。何回も切り込んで加工するよりも、NC自動盤が有する櫛刃とタレットの刃物を同期させてバランスカットすることで、粗・仕上げの同時加工を一回で行うことができ、加工時間の大幅な短縮が可能です。

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